店頭の値札・POP

パン屋のPOP(ポップ)の書き方|手書きのコツとパンの紹介文の例、値札と原材料の書き方

パン屋のPOPは、トレーとトングを持って選んでいるお客様に「これにしよう」と思ってもらうためのものです。この記事では、パンのPOPに書く5つのこと、食パン・惣菜パン・菓子パン・ハード系・焼き菓子のジャンル別の紹介文の例、焼き上がり時間の案内、手書きで温かく見せるコツ、小さな値札の作り方、税込価格の書き方をまとめました。

すぐ例文を見る →

読了目安 約7分更新 2026年10月24日

この記事のまま作れます
POPメーカー。1回目は登録なしで印刷できます。
全画面で開く
読み込んでいます…

結論:パンのPOPは「どんな味か」と「どう食べるか」を一言で

パン屋のお客様は、たくさんのパンを前にして「どれにしよう」と迷っています。 見た目だけでは分からない「中に何が入っているか」「どんな食感か」「どう食べるとおいしいか」が一言で分かると、手に取ってもらえます。

書くことを増やすより、短く言い切るほうが伝わります。 「外はカリッと、中はもちもち」「トーストしてバターをのせて」のように、食べたときの様子が浮かぶ言葉を選びましょう。

パンのPOPに書く5つのこと

  • 1. パンの名前お店で付けた名前があれば、その下に「くるみとレーズンのパン」のように、何のパンか分かる言葉を添えます。
  • 2. どんなパンかの一言食感・味・中身を一言で。「バターたっぷりのしっとり生地」「自家製のカスタード入り」のように具体的に書きます。
  • 3. おすすめの食べ方「トーストして」「温めて」「スープと一緒に」のように、家での食べ方を書くと、次の朝ごはんが浮かびます。
  • 4. 使っている材料(小麦・卵・乳など)アレルギーのある方や、小さなお子さんのいる方がよく確かめる部分です。使っている材料を小さく書いておきます。
  • 5. 税込の価格お客様が払う税込の金額で書きます。イートインがあるお店は、下の「価格の書き方」も見てください。

パンのPOPの紹介文の例(ジャンル別)

「〇」の部分は、お店のパンに合わせて書き換えてください。 「このコピーでPOPを作る」を押すと、その一言が入ったパンのPOPが開きます。 どの例文も、本当のことだけを書くようにしてください。

食パンの例文

食パン

惣菜パン・サンドイッチの例文

惣菜パン

菓子パン・おやつパンの例文

菓子パン
「人気」と書くのは、本当によく売れている・よく聞かれるパンだけにします。迷ったら「当店の定番です」「店主のおすすめです」のように、お店の言葉で書くほうが安心です。

ハード系(バゲット・カンパーニュなど)の例文

ハード系

焼き菓子・季節のパンの例文

焼き菓子・季節

焼き上がり時間を知らせるPOP

「〇時ごろ焼き上がります」と書いておくと、目当てのパンが並ぶ前に来たお客様が、待つか出直すかを決められます。 焼き上がりの時間がいくつかあるなら、1枚にまとめて入口かレジ前に貼っておきます。

書き方の例向いている場面
食パン 11時ごろ焼き上がり1種類のパンの焼き上がりを知らせる
焼き上がり時間 食パン 11時/カレーパン 12時/バゲット 15時入口やレジ前に、1日の流れをまとめて
ただいま焼き上がりました焼きたてを並べたときだけ出す(並べ終わったら外す)
本日の分は売り切れました売り切れたパンのトレーに。棚を空のままにしない

売り切れたらお店を閉めるパン屋には、入口に掛ける「営業中/本日終了(売り切れ)」の両面の札もあります。 作り方は営業中・準備中の札の作り方で紹介しています。 数の少ないパンの「本日〇個限り」のPOPは数量限定・入荷のPOPの書き方にまとめています。

手書きのパンのPOPを温かく見せるコツ

  • クラフト紙や生成りの紙に書く茶色のクラフト紙や、少し黄みがかった紙は、パンの色となじんで温かく見えます。白い紙なら、ふちを茶色のペンで囲むだけでも雰囲気が出ます。
  • パンの名前は大きく、説明は小さく名前をいちばん大きく、紹介文はその半分くらい、材料と価格は下にまとめます。全部を同じ大きさで書くと読まれません。
  • 小さなイラストは1つまでパンの形を小さく描くとかわいく見えますが、増やすと字が小さくなります。イラストは隅に1つまでにします。
  • 定番は印刷、おすすめだけ手書き種類が多いお店は、定番のパンを印刷でそろえ、季節のパンやいちばん見てほしい1品だけを手書きにすると、手書きのPOPが引き立ちます。

読みやすい文字の書き方は手書きPOPの書き方とPOP文字の書き方で、見本つきで紹介しています。 POPメーカーでも書体を「手書き風」にすると、ペンで書いたような文字で印刷できます。

パンの値札(小さなプライスカード)の作り方

すべてのパンにPOPを付けなくても、名前と価格の値札がそろっているだけで売り場はすっきり見えます。 トレーの前に置くなら、名刺サイズか、それより小さなプライスカードが向いています。

置き方向いている値札コツ
トレーの手前に立てる二つ折りのプライスカード台がなくても立つ。裏から見ても読める
カードスタンドに差す名刺サイズのプライスカードピックやクリップのスタンドで、パンに触れない高さに
かごや棚の縁に貼る小さなプライスカード粉や油で汚れるので、ラミネートかケースに

価格の書き方(持ち帰りとイートイン)

価格は、お客様が実際に払う税込の金額で書きます。 消費税の課税事業者のお店は、お客様に向けた値札やPOPで税込の総額を表示する決まりがあります(総額表示)。

持ち帰りのパンは軽減税率の8%、店内で食べるイートインは10%なので、同じパンでも税込の価格が変わります。 イートインがあるお店は、次のどれかの書き方にします。

書き方例
両方の税込価格を書く持ち帰り 270円/店内 275円(いずれも税込)
持ち帰りの価格だけを書き、違うことを添える270円(税込)※店内でお召し上がりの場合は価格が変わります
持ち帰りと店内で同じ税込価格にそろえる270円(税込)

くわしい書き方は値札の税込表示の書き方にまとめています。

並んでいるパンを、来る前のお客様にも

「今日はどんなパンがあるんだろう」と思っているお客様は、来てみるまで分かりません。 定番のパンや季節のパンを、お店のページ(無料)に取り扱い商品として写真と価格で載せておけば、来店する前に、どんなパンを焼いているお店なのかが分かります。 くわしくはお店の取り扱い商品をネットで見てもらう方法で紹介しています。

パンのPOPを、紹介文を選んでそのまま印刷
POPメーカーの「パン」を選ぶと、説明の欄が「おすすめの食べ方・使っている材料」の形で始まります。〇の部分を書きかえて、パンの名前と税込の価格を入れるだけ。書体を「手書き風」にすると、ペンで書いたような文字になります。
  • A4・A5・ハガキ・三角POPで印刷できる(1回目は登録なし、2回目からは無料登録)
  • トレーの前には、ハガキか三角POPがちょうどいい大きさ
  • 数の少ないパンは「数量限定」、焼き上がりの案内は例文の「〇時ごろ焼き上がります」から
1回目は登録なしで印刷できます。2回目からは無料登録で何回でも印刷・保存できます。

よくある質問

パン屋のPOPには、何を書けばいいですか

パンの名前、どんなパンかの一言、おすすめの食べ方、使っている材料(小麦・卵・乳など)、税込の価格の5つです。トレーを持って選んでいるお客様が数秒で読めるように、一言は短くします。

パンのPOPに、アレルギーの材料は書かないといけませんか

店で焼いて袋に入れずに並べるパンは、法律の表示の決まりが当てはまらない場合もあります。ただ、お客様からよく聞かれることなので、小麦・卵・乳など使っている材料を書いておくと親切です。袋に詰めて並べる場合など、売り方によっては表示が必要になるので、くわしくは保健所や消費者庁の食品表示の案内で確かめてください。

イートインがあるパン屋は、価格をどう書けばいいですか

持ち帰りは軽減税率の8%、店内で食べるときは10%なので、税込の価格が変わります。両方の税込価格を書くか、持ち帰りの税込価格だけを書いて「店内でお召し上がりの場合は価格が変わります」と添えるのが一般的です。持ち帰りと店内で同じ税込価格にそろえるお店もあります。

手書きとパソコンで作ったPOP、どちらがいいですか

手書きはお店の温かさが出て、パン屋によく合います。ただ、パンの種類が多いと全部を手書きするのは大変です。定番のパンは印刷でそろえ、季節のパンやおすすめの1品だけ手書きにすると、手間をかけずに目立たせられます。

POPはどこに置けばいいですか

パンの並んだトレーのすぐ手前か、かごの縁に立てます。パンに直接触れない位置に置き、粉や油で汚れやすいので、ラミネートするかカードケースに入れておくと長持ちします。

← ガイド一覧へもどる