値札の書き方・作り方|おしゃれに見せる5つのコツと無料テンプレート
値札は、お客様が商品を手に取る前に必ず目にする、いちばん小さな案内です。この記事では、値札に書くこと、手書き・印刷・シールの選び方、おしゃれに見せるコツから、服や雑貨のタグ、値下げの値札の書き方までをまとめました。
読了目安 約8分·更新 2026年10月1日
値札がそろっているお店は、それだけで商品が選びやすく、きちんとした印象になります。 反対に、文字の大きさや書き方がばらばらだと、商品の良さが伝わる前にお客様が迷ってしまいます。 特別な道具やデザインの知識がなくても、いくつかの決まりごとを守るだけで値札は見違えます。
値札に書くこと(商品名・税込価格・必要なら一言)
値札に書くことは、基本的に次の3つで足ります。 書き込みすぎると、いちばん大事な価格が目に入りにくくなります。
- 商品名棚を見ただけでは分かりにくい商品ほど、名前があると手に取ってもらいやすくなります。正式名称が長いときは、お客様が呼びやすい短い名前で構いません。
- 税込価格値札の主役です。いちばん大きな文字で書きます。「1,100円」のように3桁ごとのカンマを入れると読み違いが減ります。
- 必要なら一言産地、サイズ、容量、「手づくり」「1点もの」など、選ぶ決め手になる情報を1行だけ。長い説明はPOPやお店のページに任せます。
値札・プライスカードの作り方:手書き・印刷・シールの比較
値札の作り方は、大きく分けて手書き、パソコンなどで作って印刷、市販の値札シールやラベルの3つです。 どれが正解ということはなく、商品の数や入れ替わりの早さで選ぶのが現実的です。
| 作り方 | 良いところ | 気になるところ |
|---|---|---|
| 手書き | 道具がペンと紙だけで、すぐ作れる。温かみが出て、1点ものの商品に合う | 枚数が多いと時間がかかる。書く人や日によって文字の大きさがばらつきやすい |
| 印刷 | 文字が読みやすく、全部の値札がそろう。価格を変えるときも作り直しが早い | 最初に型を作る手間がある。用紙・インク代がかかり、切り分ける作業も必要 |
| 値札シール | ハンドラベラーなどを使えば価格だけを素早く貼れる。商品数が多いお店向き | 商品名や一言は入れにくい。はがし跡が残る素材がある。見た目は事務的になりやすい |
たとえば、定番品は印刷したプライスカードを棚に立て、入れ替わりの早い商品やおすすめ品だけ手書きにする、という組み合わせもよく使われます。 全部を同じ方法にそろえる必要はありません。
A4ラベル用紙に印刷して貼る値札シールの作り方は、値札シールの作り方で、用紙の選び方から紹介しています。
棚に立てるプライスカードは、プライスカードの作り方で、サイズの選び方と二つ折りで自立させる方法をまとめています。
値札をおしゃれに見せる5つのコツ
おしゃれな値札というと凝ったデザインを想像しがちですが、実際に効くのは「引き算」と「そろえること」です。
- 余白をたっぷり取る。紙の端ぎりぎりまで文字を書かず、まわりに余白を残すだけで、落ち着いた印象になります。
- 文字の大きさにメリハリをつける。価格をいちばん大きく、商品名は中くらい、一言は小さく。大きさを3段階くらいに決めておくと迷いません。
- 色数を絞る。黒と、差し色1色までが目安です。色を増やすほど、どこを見ればいいか分かりにくくなります。
- 紙の質感を選ぶ。クラフト紙や少し厚手の画用紙、生成り色の紙などは、それだけで雰囲気が出ます。お店の内装や商品の色に合う紙を選びましょう。
- 形・大きさ・位置をそろえる。同じ大きさの紙に、同じ位置で価格を書く。棚の中で値札の高さや向きがそろっているだけで、売り場全体が整って見えます。
かわいい雰囲気にしたいときも、まずはこの5つを守ったうえで、小さなイラストや枠線を一つ足すくらいがちょうどよいバランスです。
服・古着・雑貨のタグの作り方
服や雑貨は、棚に置くプライスカードではなく、商品に付ける「タグ(下げ札)」にすることが多くなります。 作るときは、次の点を意識すると扱いやすくなります。
- 穴の位置と通し方穴は上の端から少し離して開けると、紙が破れにくくなります。糸やループタグで付けるときは、生地を傷めない場所(タグ付けの位置や、ボタンホールなど)を選びましょう。
- サイズ感小さすぎると価格が読めず、大きすぎると商品の見た目を邪魔します。名刺の半分〜名刺くらいの大きさが、服にも雑貨にも使いやすい目安です。
- 表に価格、裏に情報表は価格と商品名だけにして、サイズや実寸、素材のメモは裏に書くと、すっきりしたまま必要な情報を伝えられます。
- 古着は状態も一言古着や中古品は、サイズの実寸や、目立つ汚れ・ほつれの有無を書いておくと、試着や購入の前に判断してもらいやすくなります。
なお、衣料品の素材や洗濯などの取扱い表示には、家庭用品品質表示法による別のルールがあります。 値札(下げ札)とは分けて考え、自分で作った衣料品を販売する場合などは、消費者庁の案内で確認しておきましょう。
穴あけ位置の入ったタグは、値札メーカーの「服・雑貨用タグ」でA4に12枚まとめて印刷できます。 サイズ・実寸・状態の書き方や、古着屋ならではの表示、タグの取り付け方は服・古着の値札の作り方で詳しく紹介しています。
値下げの値札の書き方
セールや見切り品で価格を下げるときは、元の価格と新しい価格の両方が見えると、お得さが伝わりやすくなります。
- 元の価格に取り消し線を引く。「2,200円 → 1,650円」のように、元の価格は消しつつ読める形で残します。
- 新しい価格をいちばん大きく、色を変えて。値下げ後の価格が主役です。差し色はここに使います。
- 割引率を添えるなら「〇%OFF」。「25%OFF」「半額」など、ひと目で分かる言葉を価格の近くに小さめに入れます。
- 期間があるなら書く。「〇月〇日まで」と書いておくと、期間が過ぎた値札の外し忘れにも気づきやすくなります。
取り消し線と「〇%OFF」の入った値下げの値札は、値札メーカーのデザイン「値下げ」で作れます。元の価格と今の価格を入れると、割引率を自動で表示します。 「〇%OFF」と「〇円引き」の書き分けや、見切り品の値札、値引きシールの貼り方は値下げの値札の書き方にまとめています。
値札とお店のページの価格をそろえる
値札の価格を変えたら、同じ日にお店のページやSNSのプロフィールに載せている価格も直しておきましょう。 来店前にスマートフォンで価格を調べてくるお客様は少なくありません。 ネットで見た価格と店頭の値札が違うと、それだけで小さな不信感につながります。
値上げで値札をまとめて書き換えるときの文面や、見直す場所の一覧は値上げ・価格改定のお知らせ 例文にまとめています。
商品と価格をお店のページに一度登録しておけば、そこから値札を作ることもできます。 価格を変えるときはページを直してから値札を印刷し直せば、店頭とネットの価格が自然にそろいます。 大きめのプライスカードにお店のページのQRコードを入れておけば、値札に書ききれない説明や、ほかの取り扱い商品も見てもらえます。 ただし、小さなタグにQRコードを入れると読み取りにくくなるので、QRコードは大きめの値札やPOPに付けるのがおすすめです。
- プライスカード(大・中・小)、服や雑貨用のタグ、A4ラベル用紙(12面・24面)の値札シールに対応
- シンプル・ふち取り・値下げの3つのスタイルから選べる
- お店のページのQRコードを入れることもできる(入れなくても作れます)
よくある質問
値札の価格は、税込と税抜のどちらで書けばいいですか
消費税の課税事業者がお客様向けに価格を表示する場合は、税込の総額を表示することが義務づけられています。「1,100円(税込)」のように書くのが基本で、税込価格がはっきり分かる形なら「1,100円(税抜1,000円)」のような併記もできます。免税事業者のお店でも、お客様が実際に支払う金額を書いておくのがいちばん分かりやすいです。
手書きの値札は、安っぽく見えませんか
手書きかどうかよりも、文字の大きさや位置がそろっているかどうかで印象が決まります。同じペン・同じ紙・同じ配置で書けば、手書きでも十分に整って見えます。手書きならではの温かみが、お店の雰囲気に合うことも多いです。
値札シールは、どんなものを選べばいいですか
商品に直接貼るなら、はがしやすい弱粘着タイプが無難です。紙の箱や本、布製品などはシールの跡が残りやすいので、商品そのものではなく袋や台紙に貼るか、タグや立てるプライスカードにする方法もあります。商品名や価格を印刷した値札シールを作るなら、市販のA4ラベル用紙(12面や24面など)に印刷する方法が手軽です。
古着の値札には、何を書けばいいですか
価格に加えて、サイズ表記と実寸(着丈・身幅など)を書くと、試着の前に判断してもらいやすくなります。ブランド名や年代、目立つ汚れやほつれの有無など、お客様が気にしそうな点を一言添えるのも親切です。お店の管理用の番号を入れるなら、隅に小さく書いておきましょう。
価格を変えたとき、値札のほかに直すところはありますか
棚のPOPや店内の価格表、レジの登録価格、チラシ、お店のページやSNSのプロフィールなど、価格が載っている場所はすべて見直しが必要です。特にネット上の情報は目に入りにくく後回しになりがちなので、値札を貼り替える日に一緒に直しておくと食い違いを防げます。
