値上げ・価格改定のお知らせ 例文6つ|改定価格の書き方・張り紙にも
値上げ・価格改定のお知らせは、書き出しで手が止まりがちです。この記事では、「価格改定のお知らせ」「値上げのお知らせ」の例文を、全品・一部商品・原材料の高騰など場面別に6つ用意しました。コピーして、日付と商品名、改定後の価格を入れ替えるだけで使えます。
読了目安 約8分·更新 2026年10月17日
仕入れ値や光熱費が上がり、価格を見直さざるをえないお店は少なくありません。 ただ、値上げそのものよりも、伝え方がぎこちないことでお客様が戸惑うこともあります。 先に「書くこと」を押さえておけば、文面は短くても十分に伝わります。
値上げ・価格改定のお知らせに書くこと(基本の5項目)
値上げ・価格改定のお知らせに入れたいのは、次の5つです。 この順に並べるだけで、読みやすい文面になります。
- いつから「〇月〇日(〇)より」と、曜日まで書くと読み違いが減ります。月をまたぐときは特に大事です。
- 何が全品なのか、一部の商品なのか。一部の場合は商品名か「〇〇類」のように範囲を示します。
- どのくらい対象が少なければ新旧の価格を並べ、多ければ「10円〜50円ほど」のように幅で伝えます。
- 理由は簡潔に「原材料や仕入れ価格の上昇により」など一文で十分です。長い説明は言い訳に聞こえやすくなります。
- お詫びと感謝「ご理解のほどお願い申し上げます」「今後ともよろしくお願いいたします」で結ぶと、角が立ちにくくなります。
逆に、ほかのお店との比較や、細かな経営の事情までは書かなくて大丈夫です。 張り紙は立ち止まって数秒で読まれるもの、と考えて短くまとめましょう。
値上げ・価格改定のお知らせ 例文6選
「〇」の部分をお店に合わせて書き換えてお使いください。 右上の「コピー」で文面をまとめてコピーできます。 「この例文で張り紙を作る」を押すと、その文面が入った張り紙メーカーが開き、そのまま印刷用の張り紙にできます。
例文1:価格改定のお知らせ(全品・基本形)
例文2:一部商品の価格改定のお知らせ(新旧の価格を並べる)
例文3:値上げのお知らせ(原材料の高騰を理由にする場合)
例文4:送料・包装料金の改定のお知らせ
例文5:価格改定のお知らせ(据え置きの努力も伝える場合)
例文6:入口・レジ横に貼る短い張り紙版
改定価格(新しい価格)の書き方
価格改定のお知らせでお客様がいちばん見るのは、「結局いくらになるのか」です。 改定価格は、対象の数に合わせて書き方を変えると、張り紙がすっきりします。
| 対象の数 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| 数点だけ | 商品ごとに、旧価格 → 改定価格を並べる | 〇〇〇〇 380円 → 420円(税込) |
| 10点ほどまで | 表にして、旧価格と改定価格の列を分ける | 商品名|旧価格|改定価格 |
| 多い・全品 | 値上げ幅だけ書き、価格は値札で案内する | 10円〜50円ほど値上げいたします |
どの書き方でも、改定価格は税込で書き、「〇月〇日(〇)より」と適用日を見出しの近くに入れます。 旧価格には取り消し線を引くか「→」でつなぎ、改定価格のほうを大きく書くと読み間違いが減ります。 値段が上がる商品と変わらない商品が混ざるときは、「上記以外の商品は、これまでどおりの価格です」と一言添えておきましょう。
例文をお店に合わせて直すときのコツ
例文はそのままでも使えますが、少し手を入れるだけで「このお店らしい」張り紙になります。
- 数字はできるだけ具体的に。「値上げします」だけより「10円〜30円ほど」とあるほうが、お客様は安心して読めます。
- 敬語は重ねすぎない。「させていただきます」が続くと読みにくくなります。1枚に1〜2回までを目安にしましょう。
- 変わらないことも書く。「味と量はこれまでどおり」「商品本体の価格は変わりません」など、変わらない点を添えると誤解が減ります。
- 文字は大きく、行は短く。店先で立ち止まって読むものなので、日付と見出しは遠くからでも読める大きさにします。
値上げの張り紙を貼る場所とタイミング
貼り出す時期に法律上の決まりはありませんが、実施日の2〜4週間前を目安にするお店が多いです。 週に1回来店する常連さんでも、2〜3回は目にできる計算になります。 実施後も2週間ほどは貼ったままにしておくと、「いつの間にか上がっていた」と感じられにくくなります。
| 貼る場所 | 向いている張り紙 |
|---|---|
| 入口・店の外 | 短い張り紙版。入る前に知ってもらえる |
| レジ横 | 基本形。会計を待つ間に読んでもらえる |
| 対象商品の棚 | 一部商品の価格改定。新旧の価格を並べて |
| 配送の案内の近く | 送料・包装資材の改定。注文を受ける場所に |
値上げ後に価格の書き換え漏れを防ぐ
値上げでいちばん困るのは、張り紙の価格と棚の値札、レジの価格が食い違うことです。 お客様に指摘されてから気づくと、気まずさも残ります。 実施日の前日までに、次の場所をまとめて見直しておきましょう。
| 見直す場所 | 見落としやすいところ |
|---|---|
| 値札・棚のPOP | 奥の棚や、あまり動かない商品の値札 |
| 店内の価格表・メニュー表 | 壁に貼った一覧や、テーブルの手書きの札 |
| レジの登録価格 | よく売れる商品ほど、打ち間違いに気づきにくい |
| チラシ・ショップカード | 配布中の印刷物に価格が載っていないか |
| ネット上の情報 | お店のページ、SNSのプロフィール、地図アプリの店舗情報 |
特にネット上の情報は、紙と違って目に入らないため後回しになりがちです。 お客様は来店前にスマートフォンで調べていることも多いので、店頭と同じタイミングでそろえておくのが理想です。
値札をまとめて書き換えるときは、値札メーカーで商品名と新しい価格を入れれば、そろった値札をA4にまとめて印刷できます。
張り紙のQRコードから、最新の価格を見てもらう
値上げの張り紙には、すべての新価格を書ききれないことがほとんどです。 そこで、張り紙にお店のページのQRコードを入れておき、「くわしい価格はこちら」と案内する方法があります。
お店のページの価格やお知らせを更新しておけば、張り紙を貼り替えなくても、QRコードを読み取った人は常に最新の情報を見られます。 価格をもう一度見直すことになっても、ページを直すだけで済みます。
- 値上げ・臨時休業・営業時間変更・年末年始・閉店などのお知らせと、求人・スタッフ募集、トイレのお願い、営業中・準備中の札のひな形から選べる
- 日付やお店の名前を入れるだけ。仕上がりはその場でプレビュー
- 張り紙にお店のページのQRコードが入り、最新のお知らせはそちらで見てもらえる
よくある質問
値上げのお知らせは、いつ貼ればいいですか
法律で決まった期限はありませんが、実施日の2〜4週間前くらいに貼り出すお店が多いです。常連さんが一度は目にできる期間を見込んでおくと、当日になって驚かれることが減ります。実施後もしばらくは貼ったままにしておくと親切です。
値上げの理由は書かないといけませんか
必ず書く必要はありません。書く場合も「原材料や仕入れ価格の上昇により」のように一文で十分です。長い説明はかえって言い訳に聞こえやすいので、理由よりも「いつから・何が・いくらになるか」をはっきり書くことを優先しましょう。
「値上げ」「価格改定」「料金改定」、どの言葉を使えばいいですか
どれでも問題ありません。「価格改定」はやわらかく聞こえますが、値下げと区別しにくい面もあります。お客様に誤解されたくない場合は「値上げ」とはっきり書くほうが誠実に伝わることもあります。「料金改定」は、送料・包装代・修理代など、商品ではなくサービスの料金が変わるときによく使われます。お店の雰囲気と、何の値段が変わるかに合わせて選んでください。
値上げ幅(いくら上がるか)は書くべきですか
対象が少ない場合は、商品ごとに新旧の価格を並べると親切です。対象が多い場合は「10円〜50円ほど」「平均して1割ほど」のように幅で伝え、詳しい価格は店内の値札やお店のページで確認してもらう形にすると、張り紙がすっきりします。
常連さんには、張り紙のほかに口頭でも伝えたほうがいいですか
できる範囲で一言添えると、受け止め方がやわらかくなります。会計のときに「来月から少し上がるんです、すみません」と伝えるだけでも十分です。毎日のように来てくださる方ほど、張り紙を見落としていることがあるので、よく買われる商品が対象なら特に効果があります。
