メニュー表の作り方|おしゃれで見やすいカフェ・居酒屋のメニュー例と無料テンプレート
メニュー表は、区切りを決めて品名と価格を並べ、A4 1枚に収めて印刷するのがいちばん手軽です。この記事では、書く項目、見やすい並べ方、価格と税込の書き方、手書き風・黒板風の作り方、印刷とラミネートまでをまとめました。上のメーカーで、見本から作ってみることもできます。
読了目安 約8分·更新 2026年10月17日
結論:区切りを決めて、品名と価格を1枚に並べる
見やすいメニュー表に、凝ったデザインはいりません。 お客様が「何があって、いくらか」を迷わず読めることがいちばん大事です。作る流れは次の4つです。
- 載せる品目を書き出す。いまお店で出しているものを、品名と税込の価格で書き出します。
- 区切りに分ける。ドリンク・フード・デザートのように、お客様が探す単位でまとめます。
- レイアウトを決めて並べる。品目の数に合わせて、縦1列・縦2列・横3列から選びます。
- 印刷して、汚れ対策をする。テーブルに置くならラミネート、壁に貼るなら大きめに印刷します。
- A4縦・1列、A4縦・2列、A4横・3列の3つのレイアウト
- 標準・手書き風・黒板風の3つの書体と色
- 品目が多くても少なくても、文字の大きさを変えてA4 1枚に収める
メニュー表に書く項目
書くことは、次の6つで足ります。全部の品目に説明を付ける必要はありません。
- 店名と見出しいちばん上に店名と「MENU」「お品書き」などの見出しを入れます。持ち帰ったメニューや写真に撮られたメニューでも、どのお店か分かります。
- 区切り(ドリンク・フードなど)品目を種類ごとに分ける見出しです。区切りがあるだけで、お客様は自分の探しているものにすぐたどり着けます。
- 品名お客様が注文のときに言いやすい、短い名前にします。量や個数は「(6個)」「(一合)」のように名前のあとに添えます。
- 価格(税込)お客様が支払う税込の総額を書きます。3桁ごとのカンマを入れると読み違いが減ります。
- ひとこと(あれば)「自家焙煎」「サラダ付き」「毎朝揚げています」など、選ぶ手がかりになることを短く添えます。迷いやすい品目にだけ付けると目に留まります。
- 注意書きいちばん下に「表示価格はすべて税込です」と、アレルギーの案内を入れます。お通し代や、持ち帰りの価格かどうかもここに書きます。
見やすい並べ方とレイアウト
区切りの順番は、お客様が頭の中で探す順に合わせます。 カフェなら「ドリンク → フード → スイーツ」、居酒屋なら「おすすめ → 一品料理 → ご飯もの → お飲み物」が自然です。 いちばん頼んでほしいものは、最初の区切りか、区切りのいちばん上に置きます。
レイアウトは、品目の数と置く場所で選びます。
| レイアウト | 品目の目安 | 向いているお店・使い方 |
|---|---|---|
| A4縦・1列 | 〜15品くらい | ラーメン店・定食屋、品目をしぼったカフェ。テーブルで手に持つメニュー |
| A4縦・2列 | 15〜30品くらい | カフェ・パン屋・洋菓子店。ドリンクとフードを1枚にまとめたいとき |
| A4横・3列 | 20〜45品くらい | 居酒屋・定食屋。品目の多いお店、壁や卓上に広げて見せたいとき |
文字の大きさは、手に持って読むメニューなら品名が12〜14ポイント(高さ4〜5mm)くらいが目安です。 壁に貼って少し離れて読んでもらうなら、A3に拡大して印刷するか、品目をしぼって大きく書きます。
おしゃれに見せるコツ
「おしゃれなメニュー表」というと飾りを足したくなりますが、実際には引き算のほうが効きます。 お店の雰囲気は、書体と余白と言葉選びで十分に出せます。
- 書体は1つか2つまで見出しと品名で書体を変えるくらいにとどめます。何種類も混ぜると、まとまりがなくなります。
- 余白を残す紙のふちと、区切りの間をしっかりあけます。詰め込んだメニューより、余白のあるメニューのほうが品よく見えます。
- 品名と価格を点線でつなぐ品名は左、価格は右にそろえて、間を点線でつなぎます。目が横にたどりやすくなり、どの価格がどの品目か迷いません。
- 色は少なく白い紙に黒い文字が基本です。色を使うなら、区切りの見出しだけに1色。白黒で印刷しても読める作りにしておくと、インク代もかかりません。
- 言葉でお店らしさを出す「自家製」「朝どれ」「店主のおすすめ」など、お店の言葉で書いたひとことが、いちばんお店らしさを伝えます。書くのは本当のことだけにしましょう。
価格と税込表示の書き方
価格は、お客様が実際に支払う税込の総額で書きます。 「¥480」と「480円」はどちらでも構いませんが、1枚の中ではどちらかにそろえます。 カフェや洋菓子店は「¥」、和食や居酒屋は「円」がなじみやすいでしょう。
持ち帰りもできる飲食店やパン屋では、持ち帰りの飲食料品は税率8%、店内での飲食は10%と税率が分かれます。 両方の価格を並べて書くか、どちらか一方の価格を書いて「店内でお召し上がりの場合は価格が変わります」と注意書きを添えるのが一般的です。 お酒は、持ち帰りでも10%です。
- お通し・席料は、メニューに書いておく居酒屋のお通し代やチャージ料は、注意書きに金額を書いておくと、会計のときに戸惑わせずに済みます。
- 大盛り・トッピングは追加の金額で「麺大盛り +150円」のように、元の価格に足す金額で書くと分かりやすくなります。無料なら「ご飯の大盛りは無料です」と書いておきます。
- 仕入れで変わる品目魚など日によって価格が変わる品目は、価格の欄を空にして、ひとことに「時価」「本日の価格はスタッフまで」と書く方法もあります。
カフェ・居酒屋・ラーメン店・パン屋のメニュー例
区切りの分け方は、お店の種類ごとにだいたい決まっています。 メニュー表メーカーの見本も、この分け方で入っています。
| お店 | 区切りの例 | ひとことの例 |
|---|---|---|
| カフェ | ドリンク・フード・スイーツ・セット | 自家焙煎の中深煎り/ホット・アイス |
| 居酒屋 | 本日のおすすめ・一品料理・ご飯もの・お飲み物 | その日の仕入れで/5個 |
| ラーメン・定食 | ラーメン・定食・サイドメニュー・トッピング | 鶏ガラと魚介のあっさりスープ |
| パン・洋菓子 | 食パン・おかずパン・菓子パン・焼き菓子 | 毎朝お店で揚げています |
カフェのメニュー表
ドリンクの種類が多いので、ドリンクを最初に置き、ホット・アイスの別はひとことで添えます。 ランチセットは独立した区切りにすると、時間と内容がひと目で分かります。
居酒屋のメニュー表
品目が多いので、A4横・3列が向いています。「本日のおすすめ」を左上に置き、お飲み物は右の列にまとめると探しやすくなります。 20歳未満の方への提供のお断りや、お通し代は注意書きに入れます。
和食店や小料理屋の品書き、コース料理の献立の書き方は、お品書きの書き方でくわしく紹介しています。
ラーメン店・定食屋のメニュー表
看板の品目を最初に、サイドメニューとトッピングを後ろにまとめます。 食券機があるお店でも、券売機の横やテーブルにメニュー表があると、初めてのお客様が選びやすくなります。
パン屋・洋菓子店の価格表
食パンは「(1斤)」のように単位を書きます。持ち帰りと店内飲食で価格が変わるお店は、注意書きでどちらの価格かを書いておきましょう。 店頭に並べる商品ごとの値札は、プライスカードの作り方、パンごとのPOPはパン屋のPOPの書き方も参考にしてください。
写真は入れる?入れない?
写真があると料理のイメージが伝わりますが、紙のメニュー表に写真を入れると、明るさや色の調整、インク代、差し替えの手間が一気に増えます。 紙のメニュー表は文字だけで見やすく作り、写真は次のように使い分けるのがおすすめです。
- 看板メニューの写真は、店頭やPOPでいちばん食べてほしい1〜2品だけ、写真のPOPを別に作ってレジ前や入口に貼ります。
- 全部の品目の写真は、スマホで見るメニューに品目ごとの写真は、スマホで見られるお店のページに載せます。メニュー表にQRコードを入れておけば、気になった品目の写真をその場で見てもらえます。
- 自分で撮るなら、明るい場所で真上か斜めから窓ぎわの自然な光で、真上か斜め45度くらいから撮ると、料理がおいしそうに写ります。
手書き風・黒板風のメニュー表の作り方
居酒屋やカフェでは、手書きのメニューや黒板のメニューが、お店の温かさを伝えてくれます。 手で書くときのコツは、POPと同じで「大きく・少なく・ていねいに」です。
- 鉛筆で薄く線を引いてから書く品名の書き始めと、価格の右端の位置に縦の線を引いておくと、行がそろいます。インクが乾いたら消しゴムで消します。
- 品名は太めのペン、ひとことは細めのペンペンの太さを2種類にするだけで、品名とひとことの違いがはっきりします。黒板には、黒板用のマーカーやチョークを使います。
- 価格は最後に、数字の形をそろえて価格は桁をそろえて右端に書きます。数字は、手書きでも形をそろえるだけで読みやすくなります。
- 書き直しが多い品目は、紙で作って貼る毎日変わるおすすめは黒板に、決まった品目は印刷した紙を貼る、と分けると、書き直しの手間が減ります。
字に自信がないときや、手で書く時間がないときは、手書き風の書体で印刷する方法もあります。 メニュー表メーカーで「手書き風」を選ぶとペンで書いたような文字に、「黒板風」を選ぶと黒板の色の面に手書き風の文字で印刷できます。 黒板風は紙全体に色を付けるので、インクを多く使います。手書きの文字のコツは、手書きPOPの書き方でもくわしく紹介しています。
印刷とラミネートで長持ちさせる
テーブルで手に取るメニューは、水や油ですぐに汚れます。印刷したら、次のどれかで守っておきましょう。
| 方法 | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| ラミネート | 水や油を拭き取れる。しっかりして手に持ちやすい | 差し替えのたびに作り直す。手に持つなら厚め(150ミクロン前後)のフィルムが扱いやすい |
| クリアファイル・カードケース | 差し替えがすぐできる。道具がいらない | ふちから水が入ることがある |
| メニューブック | ページを分けて品目を多く載せられる | 中の紙のサイズを合わせる |
| 壁に貼る(A3に拡大) | 席を立たずに見てもらえる | 日焼けで色があせるので、ときどき貼り替える |
自宅にプリンターがなくても、PDFで保存してコンビニのマルチコピー機で印刷できます。 手に持つメニューは、普通紙より少し厚い用紙に印刷すると、しっかりします(使える厚さは、プリンターの説明書で確かめてください)。
スマホで見られるメニューもあわせて用意する
紙のメニュー表は、お店の中にいる人にしか見てもらえません。 同じメニューをスマホで見られるページにしておくと、来店前に「何があるか」「いくらか」を確かめてもらえます。 メニュー表やテーブル、入口にQRコードを置けば、写真つきのメニューもその場で見てもらえます。
nuplistのお店のページなら、品目と価格を入れるだけでスマホ用のメニューができ、QRコードもすぐに作れます。 メニュー表メーカーで作った内容は、「この内容でスマホ用メニューも作る」を押すと、お店のページの作成画面へ品目と価格を引き継げます(作成画面で「続きから再開」を押すと入ります)。無料で始められます。 QRコードの貼り方や見せ方は、QRコードで商品表・メニュー表を見せる方法にまとめています。
よくある質問
メニュー表は無料で作れますか
はい。nuplistのメニュー表メーカーは、作成とプレビューに加えて、1回目の印刷・PDF保存も登録なしでできます。2回目からは無料登録(メールアドレスだけ)で何回でも印刷・保存できます。料金はかかりません。
パソコンのソフトで一から作るのと、何が違いますか
品名と価格の間の点線、価格の右そろえ、1枚に収まる文字の大きさを自動で整えます。品目を足したり消したりしても、レイアウトを組み直す必要がありません。
何品まで載せられますか
1枚に60品、区切りは6つまでです。品目が多いほど文字が小さくなるので、読みやすさを考えると、手に持つメニューで30品くらいまでが目安です。多いときはドリンクとフードで紙を分けましょう。
メニュー表に写真は入れられますか
メニュー表メーカーは、文字だけのメニュー表を作るツールです。写真で見せたいときは、お店のページ(スマホで見るメニュー)に品目ごとの写真を載せ、メニュー表のQRコードから見てもらう方法がおすすめです。
価格は税込と税抜のどちらで書けばいいですか
お客様が支払う税込の総額で書くのが基本です。税抜の価格も見せたいときは、税込の価格を主にして「1,100円(税抜1,000円)」のように添えます。
価格を変えたときは、どうすればいいですか
メニュー表を直して印刷し直し、差し替えます。入力した内容はそのまま直せるので、作り直す必要はありません。スマホで見るメニューも用意しておけば、価格はページを直すだけで最新にできます。
