スタンプカードの作り方|無料テンプレートで手作りするお店のポイントカード
お店のスタンプカードは、特典・スタンプの数・有効期限の3つを決めれば、名刺サイズの紙1枚で手作りできます。この記事では、特典の決め方、スタンプの数の目安、押すルール、紙とはんこの選び方、家庭用プリンターで両面印刷するコツ、紙のカードを続けて使ってもらう工夫までをまとめました。上のメーカーで、表がショップカード・裏がスタンプカードの両面カードをそのまま作ることもできます。
読了目安 約8分·更新 2026年10月18日
結論:特典・数・期限の3つを決めて、名刺サイズで作る
スタンプカードは、「また来よう」と思ってもらうきっかけを、紙1枚で作る仕組みです。 凝ったデザインより、何個たまると何がもらえるのかが、ひと目で分かることが大切です。作る流れは次の5つです。
- 特典を決める。ドリンク1杯、〇円引きなど、お店の負担とお客様のうれしさがつり合うものを1つ選びます。
- スタンプの数を決める。お客様が来る間隔から、2〜3か月でたまる数にします。
- 押すルールと有効期限を決める。「1回のお会計ごとに1つ」「発行日から1年間」のように、迷わない決まりにします。
- 名刺サイズで作り、厚めの紙に印刷する。表はお店の情報(ショップカード)、裏をスタンプ欄にすると、1枚で両方の役目をします。
- 渡すときに、ひとこと添える。「あと〇個でドリンクが1杯無料です」の一言で、カードが財布に残ります。
- スタンプは5・10・15・20個。丸の中の番号、特典、有効期限、お名前の欄
- シンプル・ナチュラル・手書き風・カラー帯の4つのデザイン
- A4に10枚。裏は長辺とじの両面印刷で表と重なる位置に並ぶ
特典の決め方
特典は、スタンプカードでいちばん大切なところです。お客様が「これならためたい」と思えて、お店が無理なく続けられるものを選びます。
| 特典の種類 | 例 | 向いているお店 |
|---|---|---|
| 1品サービス | お好きなドリンク1杯サービス | カフェ・パン屋・飲食店 |
| 値引き | 次回のお会計から500円引き | 雑貨店・服のお店・サロン |
| 割引率 | 次回のお買い上げから10%割引 | ハンドメイド・物販 |
| お買い物券 | 500円分のお買い物券として使える | 毎日来る人が多いお店 |
| ちょっとしたおまけ | 季節のお菓子をひとつプレゼント | どのお店でも |
目安は、たまるまでに使ってもらう金額の3〜5%くらいです。たとえば1回500円のお会計で10個なら、合計5,000円なので、150〜250円くらいの特典がつり合います。 特典の文は「スタンプが10個たまると、お好きなドリンク1杯サービス」のように、数と特典を1文で書くと伝わります。
スタンプの数の目安
スタンプの数は、お客様が来る間隔で決めます。たまるまでが長すぎると、途中でカードをなくしたり、あきらめたりしてしまいます。
| お客様が来る間隔 | スタンプの数 | たまるまで |
|---|---|---|
| ほぼ毎日(パン屋・総菜・コーヒースタンド) | 15〜20個 | 約1か月 |
| 週に1回くらい(カフェ・飲食店) | 10個 | 約2〜3か月 |
| 月に1回くらい(美容室・サロン) | 5個 | 約5か月 |
| ときどき(雑貨店・ハンドメイド) | 5個 | 数か月〜1年 |
はじめから1つ押して渡す「最初の1個はサービス」にすると、ゴールが近く感じられて、2回目の来店につながりやすくなります。
押すルールを決める
いつ1つ押すのかを決めて、カードに書いておきます。決まりがあいまいだと、スタッフによって押す数が変わってしまいます。
- 1回のお会計ごとに1ついちばん分かりやすい決まりです。カフェや美容室など、1回の金額が大きく変わらないお店に向いています。
- 〇円のお買い上げごとに1つ「500円ごとに1つ」のように金額で決めると、たくさん買ってくれた人ほど早くたまります。パン屋や物販に向いています。
- 特典の使い方も決めておく特典を使った日にもスタンプを押すか、ほかの割引と一緒に使えるかも、先に決めておくと迷いません。
有効期限の書き方
有効期限は、入れても入れなくてもかまいません。入れるなら、次のどちらかの書き方が分かりやすいです。
| 書き方 | カードの例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日付を書き込む | 有効期限 2027年10月31日まで | 渡すときに手で書く。いつまでかがはっきりする |
| 決まりを文で入れる | 有効期限 発行日から1年間 | 書き込む手間がない。発行日をはんこで押しておくと確実 |
| 来店を基準にする | 最後のご来店から6か月 | 通い続けている人のカードは切れない |
期限は、たまるまでの期間より十分長くします。5個で5か月かかるお店に「6か月」の期限では、ほとんどの人がためきれません。
紙とはんこの選び方
スタンプカードは財布に入れて持ち歩くので、普通紙より厚めの紙が向いています。
- 紙は、はがきくらいの厚さ名刺用の厚紙や、はがきくらいの厚さの紙(ケント紙など)なら、財布の中でも折れにくくなります。厚紙はプリンターの手差しトレイから1枚ずつ入れ、使える厚さはプリンターの説明書で確かめます。
- インクジェットなら、つやのないマット紙つやのある光沢紙は、はんこのインクが乾きにくく、こすれてにじみます。はんこを押すカードには、マット紙や上質紙を選びます。
- はんこは、丸に収まる大きさ丸の直径は、スタンプが10個までなら約11〜12mm、15個なら約8mm、20個なら約7mmです。少し小さめのはんこを選ぶと、丸からはみ出しません。インクは、紙にすぐ染みこむ速乾性のものが使いやすいです。
家庭用プリンターで両面印刷するコツ
表にお店の情報、裏にスタンプ欄を印刷すると、ショップカードとスタンプカードを1枚にまとめられます。 家庭用プリンターで両面に印刷するときは、次の順に進めると失敗しません。
- はじめは普通紙で試し刷りする。厚紙に刷る前に、普通紙で1枚刷って、表と裏の位置を確かめます。
- とじ方は「長辺とじ」を選ぶ。印刷画面で両面印刷をオンにし、とじ方を「長辺とじ」にします。「短辺とじ」だと、裏が上下逆さまになります。
- 光に透かして、表と裏の印が重なるか見る。メーカーで作ったカードは、用紙の余白に位置合わせの丸い印が入っています。表と裏の印が重なれば、位置が合っています。
- 1〜2mmのずれは気にしない。家庭用プリンターの両面印刷は、少しずれるのがふつうです。裏の文字やスタンプの丸を、カードのふちから3mm以上内側に置いておけば、ずれても欠けません。
たくさん作るときや、きれいな厚紙で仕上げたいときは、ネットの印刷サービスに名刺として頼む方法もあります。くわしくはショップカードの作り方にまとめています。
紙のスタンプカードを続けて使ってもらうコツ
スタンプカードは、作って置いておくだけでは使われません。渡し方と声のかけ方で、続けて使ってもらえるかが変わります。
- お会計のときに、ひとこと添えて渡す「スタンプカードをお作りしますか」「10個たまるとドリンクが1杯無料です」と、特典まで伝えて渡します。レジ横に見本を貼っておくと、お客様から声をかけてもらえます。
- あと少しのときに声をかける「あと2つで特典ですね」と伝えると、次の来店のきっかけになります。
- たまったら、すぐ次のカードを渡す特典を使った日に新しいカードを渡すと、そのまま次をためてもらえます。
- なくしたときの決まりも用意しておく紙のカードは、なくしたり家に置き忘れたりします。「お忘れのときは、レシートを次回お持ちください」など、お店でできる範囲の決まりを作っておくと、お客様もがっかりしません。
アプリのポイントカードと比べると、紙のカードはなくしやすい代わりに、はじめるのに費用がかからず、年配のお客様にも説明なしで使ってもらえます。 手渡しのときの会話が生まれるのも、紙のカードのよいところです。 お店の最新のお知らせを見てもらいたいときは、表にお店のページのQRコードを入れておくと、カードからスマートフォンで確かめてもらえます。
ショップカードの面に載せることはショップカードの作り方、来店のきっかけを広く作るならチラシの作り方も参考になります。
よくある質問
スタンプカードは無料で作れますか
はい。nuplistのショップカード・スタンプカードメーカーは、作成とプレビューに加えて、1回目の印刷・PDF保存も登録なしでできます。2回目からは無料登録(メールアドレスだけ)で何回でも印刷・保存できます。料金はかかりません。
スタンプは何個がいいですか
お客様が来る間隔で決めます。週に1回くらい来るお店なら10個、月に1回くらいなら5個が目安です。2〜3か月でたまる数にすると、途中であきらめられにくくなります。毎日のように来るパン屋や総菜店なら、15〜20個でもたまります。
スタンプカードに有効期限は必要ですか
決まりはありませんが、入れておくと、古いカードを長く管理しなくてすみます。「発行日から1年間」のように決めておき、カードの裏に書いておきます。期限を入れるなら、たまるまでの期間より十分長くします。
スタンプカードの大きさはどれくらいがいいですか
財布やカード入れに入る名刺サイズ(91×55mm)が使いやすい大きさです。メーカーでは名刺サイズのカードを、A4の用紙に10枚まとめて印刷できます。
家のプリンターで両面印刷すると、表と裏がずれます
家庭用プリンターの両面印刷は、表と裏が1〜2mmずれることがよくあります。裏の文字や丸を、カードのふちから3mm以上内側に置いておけば、少しずれても欠けません。印刷画面のとじ方は「長辺とじ」を選び、はじめは普通紙で試し刷りして位置を確かめます。
スタンプ用のはんこがないときはどうしますか
はじめは、インクが中に入っている浸透印のはんこや、日付のはんこ、手書きのサインでもかまいません。続けるうちに、お店の雰囲気に合う小さなはんこを用意すると、押してもらう楽しさが増えます。丸の直径に合う大きさのはんこを選びます。
